皆さま、こんにちは。 Cygamesの佐賀広報担当です。

Cygames 佐賀デバッグセンターでは、「最高のコンテンツを佐賀から世界へ」をビジョンに、現在約130名のスタッフが在籍しています。やや難しいイメージのあるデバッグ業務ですが、スタッフ全体の9割が未経験から研修を経て活躍しています。

本日は説明会でご質問いただくことも多い、Cygames 佐賀デバッグセンターの「デバッグ研修」についてご紹介します。

 

研修期間は約5日間あり、デバッガーとして長年活躍する現場スタッフが担当します。

1日目:デバッグ概要の説明】

初日は、デバッグについての基礎知識や、不具合報告の方法の説明などの集合研修を行います。

言葉の意味やテストの種類・観点、デバッグの流れなどを聞き、実際の例を見て皆で一緒に考えることで、デバッグのことを詳しく知らない方も、デバッグの理解を深めることができます。

 

23日目:研修用アプリを使用したデバッグ、不具合報告、報告内容についてのレビュー】

2日目からは研修用アプリを使用したデバッグ体験です。

デバッグがどういうものかを理解するため、不具合(バグ)を仕込んだアプリを用いて、仕様書を見ながらフリーデバッグを行います。また複数の機種で同様のチェックを行い、端末ごとに動作に違いがないかも確認します。

※仕様書とは「どのようなクエストにするのか」「どのような機能を実装しているのか」などを説明した設計図のようなものです。

▲研修用アプリ クエスト画面

 

仕様書に記載のある挙動と異なる動きをした箇所が不具合となり、報告対象です。不具合を分かりやすくまとめて、不具合報告書として提出します。提出した報告の内容に対してのレビューがもらえるので、分かりやすい文章表現について改めて学ぶことができます。

 

3日目の最後にはデバッグ作業についての振り返りを行います。

よくある不具合からイレギュラーな操作を行ったときに発生する不具合など、さまざまな不具合のパターンを学ぶことができます。デバッガーは不具合を見つけるだけではなく、その不具合を開発チームへ正確かつ簡潔に報告する必要があり、文章構成力もとても大切です。

 

【4・5日目:チェックリストの作成】

4日目からは、研修用アプリの仕様書からチェックリストを作成します。

仕様書に書かれている内容をチェック項目として落とし込み、テストする手順やどうなれば正解なのかをリストアップします。

▲チェックリスト 例

 

研修では、フリーデバッグを先に行うことによって、見つけられなかった不具合があった場合にどういうチェック項目があれば発見できたかなどを考えながらチェックリストを作成することができます。チェックリストを作成する際には、テストの目的をしっかり理解することが重要です

 

 

この研修を通して、デバッガーとして重要な以下3点を身につけてもらいます。

 ・分かりやすい報告をすること

 ・テストの目的をしっかり持つこと

 ・ユーザー目線でもしっかりテストすること

 

すべての研修を終えると、本人の適性もふまえて各プロジェクトへ配属となり、「チーム・サイゲームス」の一員となります。配属後も各プロジェクトの個別研修や、先輩スタッフたちに教えてもらいながら成長ができる環境が整っています。

デバッグはゲームの品質を守る最後の砦として、ユーザーの皆さまにより良いゲームを届けるお仕事です。現在、Cygames 佐賀デバッグセンターではデバッガーを積極採用中です。

興味を持たれた方は是非、採用情報をご覧ください!

 

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